公開日: |更新日:
保育士さんは1人あたりの業務量が多いため、勤務時間内で終わらなかった仕事を自宅に持ち帰ることは少なくありません。このページでは、持ち帰り仕事を減らしたい保育士さんや園の業務環境を改善したい園長先生などに向けて、持ち帰り仕事をなくす対策や業務の効率化のコツなどを紹介します。
持ち帰り仕事をなくしたくても、具体的にどのような取り組みをすればいいのか分からないという方も多いはず。そこで、保育士さんが持ち帰り仕事をしなくてすむための対策をいくつか紹介します。
保育士さんの持ち帰り仕事で多いのが、製作系の仕事です。季節やイベントごとに欠かせない製作物は完成までに時間がかかるため、業務時間内で終わらずに持ち帰って作業を進めたことのある保育士さんも多いはず。製作系の持ち帰り仕事をなくすには、毎年恒例のイベントや四季に関する製作物は一度作ったら処分せず、使い回すようにしましょう。
使い回す際は、製作物を保管しやすい折りたたみ設計にし、裏に厚紙を貼ったりラミネート加工したりなどの工夫をするのがポイント。また、業務に余裕があるときに製作物に使えるイラスト素材をストックしておくのも、業務時間の短縮につながるのでおすすめです。
保育士さんはただでさえ1人あたりの業務量が多いため、何から手をつけていいのか分からず、結果的に非効率な仕事の進め方をしているケースも少なくありません。限られた業務時間を有効に使うには、自分の担当業務の優先順位を把握しておくことが大切です。
優先順位を把握していれば急ぎの業務を後回しにしてしまう心配がなく、スケジュール管理がしやすくなるメリットがあります。業務の優先順位を把握するには、まずは自分の担当業務をリスト化しましょう。そのうえで締め切りの近い業務から優先順位を設定し、優先順位の高いものから順番に片づけていきます。
同じ保育士でも、人によって得意・不得意が異なります。その業務を得意とする保育士さんがいるにもかかわらず、苦手な保育士さんに割り振るのは非効率です。それぞれの得意分野の業務を割り振ることで業務を早く進められるため、保育士さんの持ち帰り仕事を減らすのに有効な方法です。
持ち帰り仕事に負担を感じている場合は、上司に相談してみましょう。声をあげることで、業務時間内で仕事ができるように調整してもらえる可能性があります。上司が現場の業務負担を把握できていない場合も考えられるため、相談することによって業務環境の改善につながるきっかけになるかもしれません。
保育士さんは通常の業務のほかに突発的な業務も発生するため、クラス担任だけで日々の業務をこなすのはかなり大変です。後片付けをはじめとする雑務やイベント前の製作などを手助けしてくれる、保育補助の人を雇ってもらえないか相談するのも業務負担の軽減につながります。
保育補助としてパートの保育士さんを雇う場合は、任せたい業務を箇条書きにしておくと、パートの保育士さんが限られた時間内でスムーズに動きやすくなります。
保育士さんが作成する書類は種類や量が多いため、持ち帰り仕事につながりやすい原因の1つです。煩雑な書類業務に保育ICTを導入することで、業務の効率化を図ることが可能。業務環境の改善にもつながり、保育士さんに余裕が生まれることでモチベーションや保育の質の向上も目指せます。
保育士さんの持ち帰り仕事で多いのは、主に「書類作成の仕事」と「イベントごとの製作物」の2つ。それぞれの仕事について詳しく見ていきましょう。
保育士さんは日々の保育記録や連絡帳の記入に加え、年間計画や月案、週案、園・クラスだより、避難訓練計画案など、多くの種類の書類を作成しなければいけません。年度をまたぐタイミングの時期は年度末までのクラス書類と新しいクラスの計画案を作成する必要があり、特に忙しくなります。
これらの書類作成を保育業務と並行してこなすのはかなり難しいため、自宅に持ち帰って片づける保育士さんが多いのです。
保育士さんの持ち帰り仕事には、イベントに必要な衣装・小道具の製作や教室内の飾りづくり、手作りおもちゃの製作などもあげられます。特にイベントや行事に力を入れている園だと製作する数も多いため、業務時間内では仕事が終わらないという理由から、どうしても持ち帰りが発生してしまいます。
園によっては、パートの保育士さんでも製作系の単純作業を持ち帰ることがあるようです。イベントや行事の開催は保育園に欠かせないため、イベントごとの製作物の負担をどう解消するかが課題になっています。
保育士さんの仕事はその業務量の多さから、持ち帰りが常態化しています。「保育士の持ち帰り仕事は普通」という昔からの風潮を変えるには、業務の効率化を図ることが重要です。業務の効率化を叶えるのに役立つツールとして、保育ICTシステムがあげられます。
このサイトでは保育ICTシステムの業者を紹介しているため、業務環境の改善を目指す第一歩として、現場が必要としている機能を備えたシステムがないか探してみてはいかがでしょうか。
引用元:https://home.childcareweb.jp/
発達メカニズム解説、発達支援の内容と援助の解説、発達通過率グラフなど、保育士の研修にも役立つ機能が豊富
引用元:https://www.hoic.jp/
職員、パート情報管理、職員間連絡帳機能、職員間お知らせ機能、職員専用マイページなど、職員の管理機能が豊富
引用元:https://lookmee.jp/
園・施設での日常写真を販売、写真データ・動画の販売、フォト連携で写真付き記録が残せるなど、写真データを使用した機能が豊富