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保育士業務を見える化することで、保育士のモチベーションアップや業務負荷の軽減につながります。保育士業務を見える化させる方法や目的、効果について解説します。
保育士の業務は子どもたちの保育に時間をかけたいところではありますが、事務作業や会議などもこなす必要があります。そのため、休憩時間を削ったり、持ち帰り仕事をするなど、子どもたちの保育に時間をかけるために自分を犠牲にする保育士も少なくありません。
しかし、業務を見える化することで業務の効率化が図れるため、持ち帰り仕事や残業の低減につながり、保育の質向上も望めるでしょう。
保育士の業務を行うなかで一人一人がどんな業務に時間を割き、休憩時間が確保できているかなどを把握するために見える化し、スケジュールの可視化を行います。このような状況では過酷な労働環境が原因となり、退職を決意する保育士が増える可能性もあるからです。
保育・事務・会議といった業務スケジュールや休憩時間、残業時間を可視化することで、労働環境の悪化が防げるでしょう。
保育士の処遇や給与などを見える化することで、給与水準が低く、将来の不安をかかえる保育士のモチベーションアップにつながります。将来受け取れる給与額や処遇などを俸給表として提示し、入社時からの変化を理解することで保育士としてのキャリアプランが立てやすくなり、安心して働けるようになるでしょう。
ICTシステムを導入することで、保育士や経営者の情報共有・危機管理・出退勤管理などをスムーズに行うことができ、業務の効率化が図れます。保育士がしっかり休憩時間を確保できているか、事務時間が平等に取れているかなどの把握もできるため、労働環境の見直しにも役立ちます。
ICTシステムを導入するにはインターネット環境を整えることが必要です。
ただし、使用するユーザーが多い場合は、ある程度の回線速度がないとスムーズに利用できなくなる可能性があります。回事前に線速度を確認してから導入するようにしましょう。
保育ICTのシステムのなかには、保育士がスマートフォンやスマートウォッチを利用して保育記録や事務処理、職員のコミュニケーションなどの業務が行えるものもあります。
スマートフォンやSIMカードが内蔵されている機器であれば、園外での怪我や事故が発生した際もスムーズに連絡することが可能です。スマートフォンやスマートウォッチを保育士に貸与することで、子どもたちの安全管理もしっかり行えるでしょう。
発達メカニズム解説、発達支援の内容と援助の解説、発達通過率グラフなど、保育士の研修にも役立つ機能が豊富
園・施設での日常写真を販売、写真データ・動画の販売、フォト連携で写真付き記録が残せるなど、写真データを使用した機能が豊富