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近年は保育士の勤務形態が多様化されつつあり、時短勤務で働く保育士も増えています。本記事では、時短勤務保育士の概要や、短時間保育士を配置する上でのポイントなどについて解説します。
厚生労働省では、保育園に通う子どもの健全な心身の発達を図り、保護者と適切な連携を取る上で、常勤で保育士を配置することを原則としています。しかし、潜在保育士が保育現場に再就職しやすいよう、待機児童を解消するまでの暫定的な措置として、「短時間保育士」の配置を可能としました(※1)。
短時間保育士の配置は、令和2年度以降のいずれかの年において、4月1日時点で待機児童が1人以上いる市町村(特別区を含む)のうち、その原因が「保育所などに空きがあるにもかかわらず、常勤保育士を確保できないために希望児童を受け入れられない」と判断される場合に限ります。また、待機児童を解消するために市町村がやむを得ないと認めるケースに該当することが条件です(※2)。
短時間保育士の配置が可能となることにより、保育士の人員不足の解消を目指せるほか、保育士として復職したいけれど、フルタイムで働くことができない潜在保育士が再就職しやすいといったメリットがあります(※3)。
※1参照元:厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00ta9219&dataType=1&pageNo=1)
短時間保育士は他の保育士やスタッフと関わる時間が短いため、円滑なコミュニケーションを意識することが重要です。コミュニケーションを通して信頼関係を築くことで、引き継ぎ時に的確な業務報告ができるほか、働きやすい環境づくりにもつながります。
短時間保育士が短い勤務時間の中で業務を進めるには、効率的な働き方が重要です。重要な業務や緊急度の高い業務を素早く把握して、それらからこなす習慣を身につける必要があります。また、必要に応じて他の保育士に業務を依頼するなど、チームで協力して仕事を進める意識をスタッフ全員が持つことも大切です。
短時間保育士が業務終了時に引き継ぎを行いたくても、他の保育士が多忙で手が離せず、十分な引き継ぎができないことが考えられます。その場合、保育ICTシステムを活用すれば、必要な情報をスムーズに共有できるでしょう。
保育ICTシステムをスタッフ全員が使用できる状態にしておけば、手が空いた時に確認して引き継ぎ内容の把握が可能です。保育園のパソコンはもちろん、スマホやタブレットからもアクセスできるので、退勤後でも引き継ぎ内容を確認できます。
保育ICTシステムについては、以下のページで詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
短時間保育士が現場の即戦力として活躍するためには、業務の効率を高め、情報を円滑に共有することが求められます。短時間保育士だけでなく、他のスタッフと協力し合いながら、安定した保育業務の遂行を目指すことが重要とされるでしょう。
以下の「機能が豊富な保育ICTシステム3選」「ピックアップ関連記事」では、保育ICTシステムについて詳しく解説しています。製品の紹介もしていますので、導入を検討している保育園担当者はぜひ参考にしてください。
引用元:https://home.childcareweb.jp/
発達メカニズム解説、発達支援の内容と援助の解説、発達通過率グラフなど、保育士の研修にも役立つ機能が豊富
カリキュラム一元管理・記録管理連携、発達メカニズム解説、発達支援・発達特性記録管理、等
引用元:https://www.hoic.jp/
職員、パート情報管理、職員間連絡帳機能、職員間お知らせ機能、職員専用マイページなど、職員の管理機能が豊富
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引用元:https://lookmee.jp/
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