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ここでは、通園バスの置き去り防止策について解説します。園児の安全を守るために、ぜひお役立てください。
通園バスでの置き去り事故や閉じ込めは、保育士やバスの運転手が園児の降ろし忘れに気づけないために起こるトラブルです。2022年ごろに通園バスの車内で多発したことから社会問題になり、さまざまな対策方法が議論・実施されました。
置き去りや閉じ込め事故では自力で脱出や助けを求められない幼児が長時間取り残され、熱中症などで命を落としています。通園バスの中に人感センサーや助けを求めるブザーなども取り付けられていなかったため、効果的な事故対策が急務となっています。
置き去り事故の原因として考えられるのは次のとおりです。
置き去り事故にはいくつかの原因が考えられますが、出欠確認と降車後のチェックの不備が重なるなど、いくつかの原因が重なったときに重大事故につながることがあります。
車内に安全装置が設置されていないことも、置き去り事故につながる原因の一つです。
児童の通園を手伝う教員とバスの運転手がお互いに連携できていない、または情報共有が不足しているときにも、置き去り事故が発生する可能性があります。
通園バスや送迎バスの安全対策を強化するために、政府は「送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置のガイドライン」を策定しました。
本ガイドラインでは降車時確認式の装置と自動検知式の装置について、警報の発信や耐久性を有していることなどを定めています。
置き去りを防止するためには、職員への啓蒙や情報提供が大切です。
安全装置を設置しただけでは、緊急時の対応が正しくとれない場合があります。施設の内外で起こりうるハザードの種類を共有し、閉じ込めや置き去りを防ぐための研修を職員全員に対して行いましょう。
発信機として機能するタグを園児の名札やバッグなどに取り付けて、移動やバスへの乗降車を追跡するシステムや、バスの後部にQRコードを貼り付けて、職員が後部まで移動してコードを読み取ることで車内確認するシステムなどがあります。
タグの持ち主が所定の位置から離れている、QRコードの読み取りが正しく行われていないといった状況が検知されるとアラートが鳴り、管理者や職員に知らせます。アラートが人の目の代わりをすることで、確認漏れを予防できる仕組みです。
通園バスの置き去り事故を予防するためには、アラートなどで知らせる設備の導入が必要です。職員同士での情報共有や置き去り予防の周知徹底とともに、ICTシステムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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引用元:https://home.childcareweb.jp/
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