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保育園には行事がたくさんあるものと思われがちですが、実は「たくさんの行事はいらない」と考えている保育園も多くあります。ここでは、保育園にたくさんの行事はいらないと考えられている理由や、行事を見直した事例などについてご紹介します。
保育園に通う年齢の子どもにとっては、1日1日の体験が大きな学びとなります。そしてその体験によって、その後の価値観や社会性が左右されることも珍しくありません。
しかし保育園の行事には、子どもたちは1ヶ月ほどの練習を必要とするものです。行事のために費やされる1ヶ月間の間に、子どもにとってもっと大切なことを経験させてあげられるのではないか、との考えから、行事を減らしたほうが良いとの考えがあります。
お遊戯会やお祝い会、お楽しみ会は、保護者も参観することの多い行事です。もしかすると子どもたちは、保護者に見られるとの意識から、本当は飽きていても練習を続けてしまいやすくなります。また練習をしすぎて疲れてしまう子どももいるかもしれません。
小規模な保育園では、行事をたくさん開催しているものの、保護者が参観しない「子どもと保育士のためだけの行事」へと見直した事例があります。保護者の参観があると子どもは気を張ってしまいますが、保育士とだけの行事であれば純粋に楽しめるでしょう。
しかし保護者の方の中には、子どもたちが行事に参加している様子を見たいと思っている方も多いものです。そこで、写真で子どもたちの様子を伝える形式へと見直しました。
運動会・発表会などは従来では、先生が考えた練習や衣装で行われていました。しかし遊びの一環として楽しめるように、運動会の練習は子どもたちで作った衣装や振り付けで踊りをするように変更したとのことです。
発表会でも、子どもたち自身が台本・役割・配役を決めて行う形式へと変更させ、子どもと保護者の思いに関して妥協点を見つけるようにしました。
最近の保育園では「たくさんの行事はいらない」という風潮が強まっています。保護者に見せるための行事よりも、子どもたちの成長や遊びのために時間を費やしたいという考えがあるためです。
保育園では、子どもと真摯に向き合う時間を確保できるように、業務のICT化を進めています。以下のページでは保育園のICTシステムに関する情報を紹介していますので、問題を抱えているならぜひ参考にご覧ください。
発達メカニズム解説、発達支援の内容と援助の解説、発達通過率グラフなど、保育士の研修にも役立つ機能が豊富
園・施設での日常写真を販売、写真データ・動画の販売、フォト連携で写真付き記録が残せるなど、写真データを使用した機能が豊富