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保育施設でのICT導入が進んでいます。国もICT補助金を制度化するなどICTを推進しており、この流れはどんどん加速していくでしょう。では、どのような保育施設でICT化の必要性が高いのか。そこには3つの要素があります。
ICTはITにコミュニケーションのCが加わったもので、組織等における人員間のコミュニケーション、情報共有にも役立つシステムです。このことから、職員間の情報共有が円滑ではない、問題があるといった保育施設での導入必要性が指摘されています。ICTでいうコミュニケーションは通信技術を利用したものであり、パソコンやタブレット、スマートフォンなどの端末装置を通じて行うため、入力さえしておけばその場に関係者がいなくても情報共有が可能です。
ICT化のメリットは情報共有だけではなく、事務作業の効率化にもあります。従来型の紙に手書きする書類の作成はミスや修正などの手間がかかり煩雑です。多少の手間がかかっても正しく処理されていればいいかもしれません。しかし、時間を費やしたうえに誤った記載や処理がなされる問題もあります。事務作業の高率や精度に問題を感じている保育施設なら、ICTの導入が急務でしょう。保育日誌や計画書などの関連項目が自動入力されたり、料金計算を含む登降園管理の多くを自動化できたりするなど、事務作業が難なく行えます。
近年、保育施設の労働環境の問題が取り沙汰されています。保育そのものが重労働であるうえ、保育と運営に関する事務作業や職員会議など業務量の増加を原因とする定着率の悪さも問題です。事務作業の効率改善は作業精度のアップだけでなく、職員の定着率の改善にもつながります。離職する職員が多くて困っているという保育施設は、ICTの導入を真剣に考えるべきです。事務作業だけでなく、情報セキュリティ面を含めた管理に費やす労力も大きく削減できます。
国が保育施設に対してICT導入の推進事業を行っている背景にあるのは、保育施設の職員が抱える業務負担と、そこに起因する問題です。ICTの導入によって負担を軽減することで、職員の離職防止や事故の防止など、保育環境を改善する狙いがあります。いまは問題を感じていないとしても、状況を楽観はできません。ICT化の必要性は、すべての保育施設にかかわる重要事項です。
保育ICTシステムには、園児の管理や職員の勤怠・シフト管理、指導計画や保育日誌の作成がタブレットやスマートフォンで行え保育士の業務負担軽減ができるメリットがある一方で、ネット環境が不十分だと効率が悪くなる、保護者の理解が得られにくい場合があるなどのデメリットもあります。
保育園システムとは、保育園の業務をサポートするシステムを指し、主にパソコン・タブレット・スマートフォンを使って日々の保育記録や事務処理、職員のコミュニケーションなどの保育に関する業務が円滑になるようにサポートするものです。
保育ICTを導入する際にどのような設備が必要なのでしょう。こちらの記事では、必要となる設備について詳しく解説しています。保育ICTの導入を考えている保育施設経営者の方は、参考にしてみてください。
引用元:https://home.childcareweb.jp/
発達メカニズム解説、発達支援の内容と援助の解説、発達通過率グラフなど、保育士の研修にも役立つ機能が豊富
引用元:https://www.hoic.jp/
職員、パート情報管理、職員間連絡帳機能、職員間お知らせ機能、職員専用マイページなど、職員の管理機能が豊富
引用元:https://lookmee.jp/
園・施設での日常写真を販売、写真データ・動画の販売、フォト連携で写真付き記録が残せるなど、写真データを使用した機能が豊富