公開日: |更新日:
ICTシステムを導入するメリットは、業務量の削減です。保育士の事務負担が減れば、ほかの作業に時間を充てることができます。ICT化するために必要な設備は、インターネット環境、パソコンやタブレット、システムを設置する場所や作業場所です。これらについて詳しくみていきましょう。
ICTシステムにWiFiを設定すると、電波が届く範囲であれば、園内のどの場所でもシステムを活用することが可能です。複数回線の通信もできるので、職員の作業効率もアップします。
回線業者とプロバイダーといっても、たくさんありすぎてどれを選べばよいのか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。月々発生する契約費用も気になります。回線業者とプロバイダーが一つになったプランや、セットで契約できるプランを選択すると、経費を削減することができるでしょう。業者の間で、価格競争も激しくなっています。それぞれの動きをチェックしながら、施設に合った業者を選んでください。中には怪しい業者もあるのでくれぐれも注意しましょう。
インターネットを利用するには、屋内と屋外の開通工事が必要な場合もあるので、契約をしたときは業者に必ず確認してください。とくに3~4月は契約する企業も増えるため、申し込みをしてもすぐに対応してもらえないこともあります。時期をずらして契約するとスムーズです。開通時にトラブルが起こることも考えられます。回避するためには、業者と事前に打ち合わせをしておきましょう。
インターネット環境が整ったら、パソコンやタブレットを用意し、システムの設備場所を確保しなければなりません。パソコンやタブレットを使用する理由と、システムの接場所の確保についてみていきましょう。
パソコンを使用すると、職員のシフト作成や労働時間の算出などを一括で管理することができます。さまざまな作業をこなす中で、数字や文章を入力するため、長時間キーボートを打つことも考えられます。パソコンを購入するときは、入力しやすいキーボードやマウスを選ぶと、作業もスムーズです。パソコンには、デスクトップとノートタイプがあるので、システムの設置場所や容量によって、作業がしやすいものを選びましょう。
タブレットを使用すると、職員の出退勤、園児の登園降園時をICカードで記録することができます。タブレットは場所も取らず、持ち運びもしやすいので便利です。パソコンに比べて、バッテリーの寿命も長く、メモとして使うことができるのもメリット。職員の残業申請や有給管理をスマホのアプリで操作できるICTシステムもあるようです。
システムを導入する場合、パソコンやタブレットの設置場所を確保しなければなりません。タブレットはあまり場所を取りませんが、大きなパソコンを購入するのであれば、「置く場所がない!」という可能性も。とくに規模の小さな保育園では、設置場所の確保が難しいのではないでしょうか。慌てることがないよう、導入する前に設置場所を決めておいてください。
保育ICTシステムには、園児の管理や職員の勤怠・シフト管理、指導計画や保育日誌の作成がタブレットやスマートフォンで行え保育士の業務負担軽減ができるメリットがある一方で、ネット環境が不十分だと効率が悪くなる、保護者の理解が得られにくい場合があるなどのデメリットもあります。
保育園システムとは、保育園の業務をサポートするシステムを指し、主にパソコン・タブレット・スマートフォンを使って日々の保育記録や事務処理、職員のコミュニケーションなどの保育に関する業務が円滑になるようにサポートするものです。
保育ICTシステムについて、ICT補助金とは?助成の金額とは?などを詳しく解説します。保育ICTシステムについて気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
発達メカニズム解説、発達支援の内容と援助の解説、発達通過率グラフなど、保育士の研修にも役立つ機能が豊富
園・施設での日常写真を販売、写真データ・動画の販売、フォト連携で写真付き記録が残せるなど、写真データを使用した機能が豊富