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保育士は保育以外に保育年間計画や指導案、おたよりなど様々な書類作成業務があります。書類作成業務を簡素化させれば効率化し職場環境改善に役立つでしょう。今回は書類作成簡素化方法と保育士作成書類について紹介します。
月ごとに発行するおたよりや毎日書く連絡帳など繰り返し使う機会の多い手書き書類はワードでフォーマットを作成、定型化し保存すると良いです。フォーマット化することでおたよりに統一感を出すことができるでしょう。
クラウドサービスなどにデータ保存すると、他の職員とも共有化でき、家に帰ってからも簡単に手直しなどができます。
いつもよく使うイラストサイトのURLを書き込んだデータを1枚にまとめてアップすれば非常に便利です。
園児の登降園時間の記録、保育計画、活動記録、職員の出退勤記録や連絡事項、日誌など、保育士としての書類業務だけでなく、日々のルーチンワークに該当することもほとんどが手書きです。手書きは時間・労力にとって非効率なのでできるだけ省きましょう。
まずエクセルに記録作業を入力することで記録の一元管理が可能とし、ミスや抜け、漏れを防ぎ、その後クラウドにあげて管理することで業務負担は大きく改善されるでしょう。
保育士の業務には手作業が多く、過大な負担になり離職してしまう場合があり、改善する必要があります。その改善策の1つが、ICTシステムを導入することです。
管理・整理の分類やスペース確保、手書き清書など、手間しかかからない書類業務を、ICTシステム導入で、一括管理や場所を気にすることなく、システム上で簡単に修正、入力作業の簡略化や進捗管理・共有などが可能となり、その分保育士は保育に集中できるようになるでしょう。
保育年間計画とは各保育施設方針に沿って子ども達がどのような保育活動を行うのか明確にしたものです。園によっては保育以外の食育や安全管理などの視点から立案する所も。保育年間計画の項目は各保育施設によって違いがあります。行事や季節の保育活動などを記入し、長期的な見通しを持って作成することが大切。園の形式や方針に沿って子どもたちへの関わり方や目標、ねらいを具体的にイメージしながら作成するようにしましょう。
指導案は各保育施設それぞれにあるテンプレートを使って作成する人が多いです。
一般的な企業の場合職員のシフト作成は主に人事や事務が行う仕事です。しかし保育園では事務員を雇用していないので、園長先生や保育士が職員のシフト作成や管理を行っています。
休日や有休消化など保育士の配置基準に沿って作らなければならないため、シフト作成は頭を悩ませる作業であり時間がかかります。家族の突然の不幸や小さなお子さんが熱を出して急に休む場合誰かに休日変更して出勤してもらうなど、人員調整が大変です。
連絡帳は、保育士が子どもの園での様子を書き伝え、保護者の方が園へ要望や相談などを記載する、保育士と保護者が連携するために重要なコミュニケーションツールです。
保育士と保護者が直接コミュニケーションをとるのは登降園の時であり、この時間は忙しくそれほど会話ができません。保育士と保護者が十分な意思疎通の時間が取れない場合、連絡帳は主に、保育施設と保護者の協力関係をはぐくむための連絡手段になっているといえます。
おたよりは保育士が保護者に向けて子ども達の様子や行事内容、お知らせなどの詳細を書き保護者に向けて配信しているものです。
園便りやクラス便り、給食便りや保健便り、行事スケジュールなど様々なおたよりがあります。
おたよりは構成や書き出しが難しく新人保育士には悩みの種のようです。しかしおたよりはクラスや園全体の子どもの様子や園の保育方針を保護者に伝えるために必要なツールなので書き慣れることで上達しましょう。
保育日誌とは子ども達の園での一日の流れや実際の様子の詳細を記入したものです。形式は様々であり、個人記録として作成することもあればクラス全体の様子を記載することもあります。そのため指導案作成時も保育日誌に記載されている子どもたちの様子を振り返りながら計画を立てるようです。
日誌は子ども達への接し方はよかったか、保育活動をスムーズにできたか、など保育士自身が一日の仕事ぶりを振り返る上でも必要といえます。
保育業界は、日本業界の中でICT化の流れが遅いです。そのため必要とされる記録作業(園児の登降園時間の記録、保育計画、活動記録など、多岐にわたる記録)への手書き文化が根付いてしまい、保育現場の生産性を下げる要因となっています。
さらに日誌や出退勤記録、連絡事項など毎日書き込みをする書類も手書き中心で、時間・労力共に非効率的です。しかしベテラン保育士であるほど手書きが根付いてしまっている傾向が強いようです。
発達メカニズム解説、発達支援の内容と援助の解説、発達通過率グラフなど、保育士の研修にも役立つ機能が豊富
園・施設での日常写真を販売、写真データ・動画の販売、フォト連携で写真付き記録が残せるなど、写真データを使用した機能が豊富